縄文時代

縄文人はどこから来た?ルーツに迫る

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縄文人と弥生人の間にどういう関係があるのかについては、未だにはっきりとしていない。

しかし、現在では「重曹混血モデル説」が定説になりつつあるのは確かなようだ。

これは、広く流布されている説なので、みなさんも聞いたことがあるかもしれないが、一応簡単に説明を加えておこう。

 

縄文人と渡来人

もともと、日本列島には、手足が長く小柄で筋肉質、顔は四角く、二重まぶたで唇が厚いという特徴を持つ縄文人が住んでいた。

ところが、今からおよそ2300年前に北東アジアあたりに住んでいた人々が日本列島の九州北部や山口あたりに続々とやってきて、勢力を広げていった。

この渡来人は、縄文人に比べて大柄だが、足や手が短く、顔は一重まぶたで唇が薄く、眉や髭も薄いという特徴を持っていた。

 

渡来人たちは、九州北部、山口から南北へ急速に勢力を広げていき、やがて渡来人と縄文人との間で混血が行われた。

混血の割合は、渡来人7~8割・縄文人2~3割り程度だとされ、これがいわゆる弥生人である。

ただ、日本列島の辺縁部には渡来人の勢力はなかなか到達せず、結果として縄文直系の遺伝子を持つ人々が残ったと言われている。

また、沖縄の人々やアイヌ人なども、渡来人があまり渡ってこなかったので、縄文系の遺伝子が大変濃いとされる。

 

縄文人と南米アンデス先住民族のルーツが同じ!?

1999年11月、愛知県がんセンター研究所免疫学部・田島和雄学部長らの研究に酔って、日本の縄文人と南米アンデスの先住民族が同じルーツを持つ民族であることが確認された。

 

遺伝子の解析の結果、約1500年前のアンデスのミイラと、吸収や北海道などの列島の辺縁地域に代々暮らしている現代の日本人(つまり、縄文人直系の血を受け継いでいく人)の細胞に含まれるウィルスのDNAが極めて似通っていることがわかったのである。

このウィルスというのは成人T細胞白血病の原因とされるHILV-Iで、このウィルスは母乳を通じて代々母子間で伝わっていく。

すでに現在アンデスに住んでいる原住民にもこのウイルスが見つかっていたが、今回新たに南米チリ北部のミイラが九州に住む人と同じタイプのウィルスを持っていることが判明したのである。

おそらく数万年前にアジアのどこかに住んでいた縄文人の祖先が、一万年から二万五千年前の氷河期に、陸続きとなったベーリング海峡へ渡って南米に到達したのではないかと思われる。

 

あるいは、日本の縄文人が舟で南米大陸に渡った可能性も否定できなくなってくる。

近年縄文人が法隆寺で使用したような高度な建築技法を有していたことが判明しており、舟も単なる丸木舟ではなく、帆柱のついた構造船を持っていた可能性が出てきたからだ。

だとすると、太平洋を渡るのも不可能ではない。

縄文人とアンデス人の間には、文化の共通性が強く見られるのである。

 

それにしても日本人(縄文人)と南米人(アンデス人)のルーツが同じだったというのは、ちょっと信じられない気分である。

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